ようやくQ1.0住宅と呼べそうな住宅を設計できるようになってきました。
Q1.0住宅とは(社)新住協が提唱する超省エネの高断熱住宅のことで、「住宅において、年間を通して消費される暖房エネルギーを、省エネ基準を満たす程度の住宅の半分以下に抑える性能を持つ住宅」とされています。
超省エネの高断熱性能を備えて、なおかつ意匠を高め、いかにコストを抑えた設計ができるかが課題です。
2世帯6人で住む自宅の新築です。今まで生活していて不満に思っていた「夏暑く、冬寒い温熱環境/車・バイクや電車による騒音・振動/窓の配置(手前に物を置くと機能をなさない窓)/物の出し入れのたびに邪魔になるクローゼットのドア などなど」細かく上げればきりがありませんが、そういった部分を全て解消するべく設計しました。
天井:吹き込みセルローズファイバー300mm
外壁:HGW16K105mm+100mm
床:GWB32K120mm(一部基礎断熱:PSF100mm)
開口部:樹脂サッシ断熱Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)
熱交換換気:あり(第1種換気)
Q値0.97、UA値0.33、暖房負荷9.8kWh/m2
暖房負荷は省エネ基準モデルに対して21.5%でQ1.0Level-2住宅レベルです。(QPEXによる)
藤沢市の高断熱住宅です。相談にいらしたときは、すでに基本的な間取りや大まかな仕様の方針は決まっていて、断熱・構造計画の見直しからプランの再検討及び実施設計を行いました。
天井:HGW16K300mm
外壁:HGW16K105mm
床:GWB32K120mm(一部基礎断熱:PSF50mm,100mm)
開口部:樹脂サッシ断熱Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)
熱交換換気:あり(第1種換気)
Q値1.30、UA値0.44、暖房負荷17.9kWh/m2
暖房負荷は省エネ基準モデルに対して48.4%で準Q1.0住宅レベルです。(QPEXによる)
同一プランを用いて、省エネ基準のUA値に合わせた実際的な暖房負荷による比較をすると、31.1%(Q1.0レベル1)となります。
・・・詳細はこちら(ブログ) ・・・GALLERY築55年平屋建て住宅のリノベーションです。新築後2回増築しているため、構造的につじつまの合うように改修してほしいとの要望でした。基礎を補強して、外壁は構造用合板を張り、屋根も葺きなおし下屋となっていた部分やテラス屋根と一体にしてすっきりさせました。外壁は節穴の空いた板張りで断熱材も入っていなかったので、断熱・気密工事もあわせて行うことにしました。
・・・詳細はこちら(ブログ) ・・・GALLERY綾瀬市の工務店社長のご自邸で、LDKの吹き抜けが特徴的な建物です。
天井:HGW16K150mm
外壁:HGW16K105mm
床:GWB32K80mm
開口部:樹脂サッシ一部アルミ樹脂複合サッシ断熱Low-Eペアガラス
熱交換換気:なし(第3種換気)
Q値1.93となっています。
・・・詳細はこちら(ブログ)海老名市で30代夫婦と子供1人(将来もう1人を想定)のための住宅です。住宅の性能について意識し始めたころの設計ですが、断熱性能についてはフラット35の仕様に合わせていれば満足という程度の意識で、ほぼ工務店におまかせするような感じでした。
天井GW24K200mm、外壁GW24K105mm、床GW24K80mm、アルミサッシ、ペアガラス、熱交換換気なしでQ値2.49で断熱等等級4クリアとなっています。
海老名市の60代夫婦と20代娘さん1人のための住宅です。夫婦室を平屋部分、娘さんの部屋を2階建の2階部分に配置しプライベート空間を分離しました。2階建て部分の1階にはLDKや浴室などの共有空間を配置しました。玄関に入ると廊下を挟んで中庭があり、南向きの窓から光が入る明るいホールが特徴的な建物です。
建主様の希望で外壁はパワーボード(旭化成建材)となっています。